離婚の多い理由

このページは当事務所のメンバーがコラムとして日々の相談や出来事、伝えたいことを自由に述べさせていただいています。

ぜひご一読ください

離婚の多い理由

1、変化した離婚観

離婚が多くなってきた理由の一つに、離婚感の変化があげられます。
「結婚しても相手に対して満足できなければ離婚すればいい」という考えを持っている方が1980年に比べて現在では倍以上になっているというデータがあります。数字的には50パーセント以上の方が思っているということになるそうです。
この離婚感の変化が大きな理由ということになるのではないでしょうか?

具体的に昔の離婚事情と現代の離婚事情がどのように変わっているのかというのは別ページで書かせていただいておりますのでそちらをご確認ください。
現代の離婚事情についてはこちら
昔の離婚事情についてはこちら

2、離婚に対する法律の変化

離婚に関連した法律も変化をしてきました。
従来では離婚の調停は家庭裁判所で行われ、離婚裁判は地方裁判所が担当していました。
しかし、現在では人事訴訟手続法が廃止され、人事訴訟法が制定されたことによって、家庭裁判所で離婚裁判が行われることになりました。
この結果従来よりも、離婚裁判にかかる費用や手間はかからなくなりました。

また、離婚裁判の途中で、当事者同士が話し合いで和解し、離婚することのできる「和解離婚」といった制度も設けられています。

このように従来に比べ、法律的にも離婚をしやすくなったという面があり、これも離婚が多くなった理由の一つではないかと考えられます。

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弁護士 鈴木軌士

弁護士。神奈川県にて25年以上の弁護士経験を持ち、離婚の解決実績を多数持つ。不動産分野にも精通しており、離婚に関する不動産問題にも詳しい。事務所には心理カウンセリングが併設されており、法的なケアと精神面のケアを行うことができる。

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