ADHDの妻との向き合い方

ADHDの妻との向き合い方


ADHDの妻はいろいろなことに気を配るのが苦手です。

家庭と仕事を両立させるのは困難なのでは、と思いがちですが、仕事をしているほうが上手くいく場合が多いようです。

「仕事では頑張ったことは評価されるし、刺激もあるので楽しい。それに比べて、家事が重荷・・・」
と嘆くADHDの女性が沢山います。

毎日基本的に同じことの繰り返し、できて当たり前、上手くいってないと、非難されがちな家事は、あまりADHDの女性向きではないようです。

片付けが苦手なADHDの妻はどこをどう片付けていいのか判らないので、置き場所にラベルを貼るなどして誘導してあげたり、毎日がてんてこ舞いで、家事が進まない、家事が段取りよく出来ない妻には、一人の時間を作ってあげることが必要です。

ADHDの妻には口は出さずに手を出して(手伝う)あげることがポイントです。

夫婦のどちらもが散らかし屋さん、もしくはのんびり屋さんだと夫婦関係は上手くいきますが(あまりないケースですが)、一方がてきぱき段取りよく仕事を進め、きちんと片付けもしたいタイプ、片やマイペースで気分まかせ、思いつきで行動するADHDタイプとなるとトラブルが絶えません。

配偶者の後始末で毎日が終わってしまうとうんざりした気分に襲われます。家庭生活は毎日同じ事の繰り返しなので、どんどん不満がたまっていきます。

相手を理解できないまま生活を共にして行くことは離婚に発展していく可能性がでてきます。

こんな時は中立な立場の第三者に間に入ってもらい、お互い少しずつ歩み寄って役割を見直し、やり方を改めて過ごしやすくなるような工夫をする必要があります。

ではこのような大人の発達障害をもつ配偶者との離婚は、法律的に認められるのでしょうか?

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弁護士 鈴木軌士

弁護士。神奈川県にて25年以上の弁護士経験を持ち、離婚の解決実績を多数持つ。不動産分野にも精通しており、離婚に関する不動産問題にも詳しい。事務所には心理カウンセリングが併設されており、法的なケアと精神面のケアを行うことができる。

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