離婚とADHD

離婚とADHD  (心理カウンセラー  久遠 ナオミ)

ADHDとは

不注意、多動性(落ち着きのなさ)、衝動性(待つのが苦手)を特徴とする障害です。

症状としては、落ち着きがなく、やるべきことを実行できない、計画的に行動できない、せっかちで衝動的に反応してしまう。

ADHDの人は過去の経験を生かし、未来につながるように毎日を過ごすことが苦手です。そのために、自分の能力を最大限に生かすことができにくい傾向があります。けれどもそれは病気というよりは、脳の働き方の癖と言ってもいいようです。

ADHDは「やる気がない」「怠け癖」など個人の性格の問題だと思われがちで、誤解されたり避難されたりするのが辛いところです。

医学博士の司馬恵理子先生は、ADHDを日本にはじめて本格的に紹介された方ですが、先生曰く、一般の人に理解しように、ADHDの子どもを、皆さんもご存じのドラえもんという漫画に出てくる「ジャイアン」と「のび太」に例え、解りやすく説明しています。

多動・衝動性・優勢型の症状をもつジャイアンは、衝動的で我慢が苦手。感情の起伏が激しい虐めっ子です。

それとは真逆な不注意、優勢型の症状をもつのび太は、不注意で、根気強く何かをすることが苦手、ドジでぼんやりしている虐められっ子。とイメージしていただくと理解しやすいと思います。

このような、ちょっとやんちゃなあの子、ちょっとのんびりしたあの子。と子どもの頃は親がサポートしてくれ、学校では先生がいろいろとやるべきことを指示してくれて何とかなってきたけど、大人になって社会に出て、家庭を持って、子どもを持ってだんだん生活がうまく回らなくなってきたという人は、一度ADHDという障害に自分、そして相手に照らし合わせてみてはどうでしょう。

では、ADHDの人はどのくらいいるのでしょうか?子どもでは、5%くらいの人がADHDと言われています。

大人については海外の統計ですが、2~4%で男性に多いと考えられています。

厳密にADHDと診断されなくても、実際にその症状で困っている人はそれよりも多いでしょう。

大人になると、子どもの時のよりも職場や家庭において担わなければならないことが増えるからです。

自分のことだけやっていればよかった子どもの頃に比べると、守備範囲が増え、また家事や子育ては根気よく繰り返す作業が多く、仕事のようにそれに対して評価を受けたりサポートを受けたりすることもありません。

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